恋愛セミナー2【帚木】第二帖 <帚木 ははきぎ> あらすじ17歳になった源氏の君はすでに、藤壺や幾人かの女性と関係を持っています。 左大臣の息子で葵上の兄の頭の中将(とうのちゅうじょう)や仲間たちはそのことを詳しく知りません。 恋について語らない源氏を不満に思いながら、いつしか「雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)」がはじまります。 それは源氏より低い身分の中流階級の女性たちの品評会で、とても賢い妻やしっと深い世話女房などなかなかおもしろい話が続きます。 源氏のライバルである頭の中将も夕顔(ゆうがお)という中流階級の恋人がいたと告白しました。 正妻におどされ、なにも告げずにいなくなってしまったこの恋人を中将はいまだに忘れることができないのでした。 源氏は次の夜、中流階級の紀伊の守(きのかみ)の屋敷に出かけます。 紀伊の守は伊予の介(いよのすけ)の息子で、父が留守 のあいだ父の後妻・空蝉(うつせみ)を世話していますが、源氏はその空蝉をむりやり襲ってしまいます。 源氏はその後も関係を持とうとしますが、空蝉は決して受け入れようとしません。 空蝉の弟・小君(こぎみ)をやとって手紙でアプローチしても、つき返されてしまいます。 源氏は小君に「おまえはわたしを見捨てないでくれよ。」とそばに寝かせるのでした。 恋愛セミナー その2 ちょっと刺激的なおはなしがいくつかでてきましたね。 1 源氏と頭の中将 ライバルであり、親友同士。 2 頭の中将と夕顔 恋人同士だったが別れている。中将は未練たっぷり。 3 源氏と空蝉 一度きりの関係だが、源氏にはとても未練がある。 4 紀伊の守と空蝉 年の近い義母に紀伊の守は恋慕している。 5 源氏と小君 姉との橋渡しのために主従関係から深い関係に。 この巻には二人もCatch and Rereaseできているキャストがいますね。 そう、「夕顔」と「空蝉」です。 この二人の特徴は相手に二度と会わないようにすること。 源氏も頭の中将も、かえって思いが残っていますね。 「夕顔」と「空蝉」はこの後の帖にもなんどかでてきます。 ***日記に同じ内容が掲載されています。必ずお返事いたしますので、 よろしかったら日記にコメントいただけるとうれしゅうございます。 よろしくお願いいたします。*** ジャンル別一覧
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